良い日でありたい

1.2月
神話の中に生きてゆくもの
ぐるりっと まわした その手の中
もしかしたら 物語も ぐるり と
まわってるのか 右手の神さま
左手の神さま 何んの 話しを
しているのやら
この指先がおしゃべりしたら
どんな神話を語るやら

yukar


3.4月
見上げて 見上げて 見えるもの
この空を 見上げるのを
忘れてないかい
夜の空の美しさを
　　　　　　おぼえているかい
あきらめた事 想い出す事
この星たちよりも 少ないけれど
ここで 生きてきた 私だけが
見上げて 見える 空がある、

Kanto


5.6月
熊出没注意なんて
カンバンが あちこちに....
まるで人間だけの 大地のようだ
だけど 森の中に 入ると
様々な サインで ”生きている”
を教えてくれる
鮭　爪あと　フクロウの声,,,,
もしかしたら それは
人間出没注意と
　　　　　言っているのかも

nitay


7.8月
Pepun

沖と言われる島
　先人は どうして 沖の島
と名をつけたのか

この島は. 巡りついては
帰り 行くを繰り返す
その時の流れの中に
熊のいない島に熊を想う人々が居た.


9.10月
八雲で生かされた熊
ひとつの木のかたまりが
ひとりの人の手から
熊になる
おっかない はず なのに...
会いたくない はず なのに...

熊って 作りだすと
なぜか 愛しくなってくる
この地で 熊を彫った人々
も おんなじ 気持ちだったのか
アイヌも和人もない
おんなじ 心であったのか


11.12月
ウポポの中に生きている
魚がとれたぞ〜 が ウポポに
　　　　　　　　　　なって
これは うまいなぁ が ウポポに
　　　　　　　　　　なって
森は 神さまだぁ が ウポポに
　　　　　　　　　　なって
風の音 雨の音 が ウポポに
　　　　　　　　　　なって
ずっとずっとウポポの中で
生きながら 生きながら 届くもの

upopo